PROLOGUE
初めてAce Hotelの存在を知ったのはSNS。
ロケーションは、ロサンゼルスの「Ace Hotel Downtown」。
Ace Hotelは既存の古い建物を生かしリノベートしており、
新旧のデザインが混ざり合うスタイルに魅力を感じた。
そして2020年、Ace Hotelが日本-京都に開業。
Ace Hotelのオリジナルプロダクトが好きで
時折チェックしていた私はとてもワクワクした。
初めてAce Hotelの存在を知ったのはSNS。
ロケーションは、
ロサンゼルスの「Ace Hotel Downtown」。
Ace Hotelは既存の古い建物を生かしリノベートしており、新旧のデザインが混ざり合うスタイルに魅力を感じた。
そして2020年、Ace Hotelが日本-京都に開業。
Ace Hotelのオリジナルプロダクトが好きで
時折チェックしていた私はとてもワクワクした。
Ace Hotel Original Products
Ace Hotelは、オリジナルプロダクトが豊富。
その種類は、ファブリック等のホームグッズからアパレルまで多岐にわたる。
殊に、各ホテルごとに展開するオリジナルプロダクトは魅力的。
その地のアーティストが手がけるアートに触れることができる。
京都では、染色工芸家の柚木 沙弥郎氏が手掛けたグラフィック入りの製品などを販売している。
柚木氏のフォントがプリントされたトートバッグ。
持ち手がしっかりしているので、旅に連れ立つことが多い。
お土産をたっぷり詰め込んでも、肩などに負担がかかりにくい。
Ace Hotel Kyotoオリジナルプロダクト、
「 “A” KYOTO TEE 」。
館内Textile
Ace Hotel Kyoto 滞在の際、楽しみしていたことの一つは、館内にあるファブリック・カーペットなどのテキスタイル。
ロビーに展示されたファブリックアートは、鹿児島県の障がい者施設「しょうぶ園」が制作。
幾重にも繋がる布は、1本の針を使用して縫われているのだそう。
光を透過した布に浮かび上がる模様、重なり合う部分に生じる陰影が美しい。
「しょうぶ園」にある布工房では、利用者の方が日々作品を制作している。アパレルの人気は高く展示・販売では、直ぐに完売するのだそう。
宿泊時、朝食を楽しんだダイニング「KŌSA」。
窓から日本庭園を望むことができる。
2024年度には10週間にわたり、「Noma Kyoto」のポップアップレストランが開催された。
館内の至るところで出会える、柚木 沙弥郎氏が手掛けたグラフィック。
エレベーターホールの案内図には、布地に柚木氏のフォント。
その他、タペストリー等々。どれも見逃せない。
ポップで踊り出しそうなフォントに元気を貰えます
客室Textile
ベッドスプレットの他、ブランケット等も購入可能。
※現在購入可能なプロダクトは異なる可能性あり。
Don’t Disturbカードがミニ箒である。
掃除用具でメッセージを伝えるところが堪らない。
柚木氏のフォント入りカバーが可愛さに拍車をかける。
室内のファブリックはクラッシックで落ち着いた印象。
どこか懐かしさを感じるカーテンや座布団は、ミナ ペルホネンが手掛けているのだそう。
備忘memo
ミナ ペルホネン
皆川 明氏が設立したブランド。様々な質感のテキスタイルをデザインしている。テキスタイルだけでなく、器等のデザインも手掛ける。
音響機器や80年代のレコード。ノストラジックさを感じる暖かみのあるデザインのカーテン。
イサム・ノグチ氏の照明。暖かな灯りが和紙から広がり、穏やかな空間。
イサム・ノグチ氏、柚木 沙弥郎氏、皆川 明氏。
この素敵な融合に心沁みます。
かつて感じたことがあるような懐かしい雰囲気
まとめ
今回滞在したAce Hotel Kyotoは、芸術作家やメーカー、京都の伝統工芸の職人など沢山の人々のインスピレーションやノウハウが集約されていました。
印象的だったエピソードは、ホテル建築の際、デザイナーや施工者等が一同に揃い、ミーティングを機会を設け、西洋と東洋の融合というコンセプトを様々な観点から検討し実現させていったという話。
沢山のアイディアが飛び交い、繋がり一つの作品を築き上げていく現場を観客として覗いてみたかったなと思いました。きっと魅力あふれる空間であったと思います。
Ace Hotel Kyotoのテキスタイルはロビーやレストランはポップで華やかな印象。
一方、客室はどこか懐かしく暖かみがあるデザインや色味でほっとした気持ちにさせてくれました。
Ace Hotelは、各ホテルごとにその地域の色を反映した、デザインを楽しむことができます。
世界各地にあるホテルのテキスタイルもいつの日か手で触れてみたいと思いました。
Ace Hotel Kyoto 素敵な時間をありがとう!